防災事業
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Fire Safety System
大洋を単独で航行する船舶は、船内で火災が発生した際、外部から消火活動の支援を受けることができないため、搭載される消火設備には高い信頼性が求められます。当社は、船舶用消火設備のトップメーカーとして60年以上に渡り、8,000隻以上の船舶の安全な航行をサポートしています。
船舶の大きさに応じた本数の二酸化炭素ボンベを設置し、機関室や貨物区域などの火災を警戒します。火災感知システムによって確認された火災は、対象区域の人員の避難が完了したことを確認した後、起動装置を操作することで二酸化炭素を噴射し消火を開始します。
大型のタンクに貯蔵された液体二酸化炭素は、2基の冷凍装置によって常時マイナス17℃、2.1MPaに維持され、火災に備えます。低圧式CO2消火設備は1971年に開発された大型消火設備で、既に250隻以上の大型船舶に搭載されています。
二酸化炭素消火設備と併せて設置することで、火災探知と消火活動をより迅速に行うことが可能になります。本装置は、常時警戒区域からの空気を吸引し、煙濃度を監視しており、煙を感知すると火災警報を発します。また、排気の臭いを嗅ぐことでも火災を確認できます。